検査結果の質と対コスト効果がキー・ポイント

2015.07.21
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【検査結果の質と対コスト効果がキー・ポイント】

さらにGENは、2台のLC-MS機器を最大限まで使い切っており、3台目購入を考えているRoyal London Hospital のconsultant biochemist、Dr. Sally Bentonの、「私たちにとっては、LC-MS/MSに二つの大きなメリットがある。まず、検査結果の精度。これは免疫学的測定法の弱点であるビタミンDとテストステロンとの場合のように類似した物質によって精度が下がるということがない。また、もう一つのメリットは費用効果の良さで、LC-MS/MSの稼働経費は免疫学的測定法の5分の1程度におさまる。どこでもそうだがイギリスでもコストが大きな要素であり、経費を節約しつつ検査結果を向上させることが至上命令になる」との発言を紹介している。


さらにGENの記事は、「検査結果の精度は、必ずやLC-MS/MSに対する臨床医療側の需要を呼び起こす」と述べている。ドイツのLabor Berlin LaboratoryのToxicology and Laboratory MedicineのDr. Torsten Binscheckは、「免疫学的測定法と質量分析計の測定精度の違いはあまりにも大きい。市場には猛烈な圧力がかかっており、臨床医は精度の優れた結果を求めて私たちのところにやってくる」と述べている。

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Michael D. O'Neill
APEX Award Winner
Edited by

Michael D. O'Neill

サイエンスライターとして30年以上の経験を持つ独立系科学ニュース編集者。世界160カ国以上に読者を持つ「バイオクイックニュース」を通じ、生命科学・医学研究の最前線をタイムリーに発信しています。