【臨床利用に向けて進化するプロテオミクス 】
しかし、最近のGenome Webによれば、いくつかのグループが、臨床現場でのMRM-MSタイプのプロテオミクスの普及を妨げてきた問題の解決に向けて大きく前進している。たとえば、2012年11月、SISCAPA Assay Technologies and Agilent の研究チームは、MRM-MSタイプのペプチド定量化をサンプル・サイクル・タイム7秒という速度で処理するワークフローについて論文を発表している (Proteo Monitor中の記事)。
Genome Web では、2013年4月にもThermo Fisher ScientificのBRIMS Centerの研究者の主導するチームが、Clinical Biochemistryで発表した論文について触れている。この論文は、同社の質量分析免疫学的測定法技術を使って開発稼働させたタンパク質定量化アッセイのシリーズについて詳述したものであり、抗体を基礎とするタンパク質濃縮をMRM-MSと関連させている (ProteoMonitor記事参照)。この研究論文発表後、BRIMS CenterのDirector、Dr. Mary Lopez Uponの「質量分析タイプのプロテオミクスはいつでも全面展開可能」との言葉が紹介されている。
Dr. LopezはIndiともXpresys試験とも利害関係がないが、Genome Webに、「Xpresys発表は、質量分析試験が臨床現場に導入されようとしていることは確かだ。これは素晴らしいことだ。医療検査技術の地平線を広げることと思う。これが今後2,3年は続く非常に大きな波の始まりであることは明らかだ」と語っている。
事実、Indiが初めてMRM-MSタイプの臨床プロテオミクス検査法を市場化したが、Sera Prognostics (PM 3/1/2013) やApplied Proteomics (PM 3/29/2013) も同じような商品を市場化する意図を明らかにしている。Sera Prognosticsは、2013年9月に、Indiの共同設立者で役員会メンバーのDr. Leroy Hoodを科学顧問に任命したと発表している。


