EV介するmiRNA伝達をガン治療に活用

2015.01.26
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ジョン・ホプキンズ大学医学部准教授のフロリン・セラルー博士によって発表されるはずであった本プレゼンテーションは、諸事情によりASEMV代表のゴールド博士によって発表された。トピックは小胞を介した胆管癌(CCA)の抑制である。CCAは肝臓ガンの種類では2番目に多く、生存率も数ヶ月と芳しくない。

 

ホプキンズグループは以前の研究で癌関連繊維芽細胞(CAFs)中で抑制されるmiRNAを発見している。インビトロ実験ではこれらCAFsのmiRNAの活性化が腫瘍の成長を抑えることを示し、CAFsが重要な役割を持つことを改めて立証した。研究グループは次にCAFsとガンの間でのシグナリングがどのようにして行われるのかを調査した。実験ではガン細胞とCAFsの間ではEVの交換が著しく見られた。最後に、グループはインビボ動物実験を行い、miRNAを多量に含むEVを肝臓腫瘍に入れることで腫瘍の成長を抑え、生存率を上げられることは見せた。グループの研究はCAFsとガン細胞間におけるEV交換が治療の分野で活用出来ることを改めて実証した、とゴールド博士は述べた。

このような実験結果を無駄にしないためにも、今後ヒトのCCAに必要とされるmiRNAの構造を見つけるための研究が必要である。

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Michael D. O'Neill
APEX Award Winner
Edited by

Michael D. O'Neill

サイエンスライターとして30年以上の経験を持つ独立系科学ニュース編集者。世界160カ国以上に読者を持つ「バイオクイックニュース」を通じ、生命科学・医学研究の最前線をタイムリーに発信しています。